写真用紙とファインアート紙
おもな違いは光が反射するか否かですが
最もこだわる部分でもあります
用紙にテカリがない
用紙にテカリがないので、全ての方向から写真を楽しむことができます。日射しや照明に左右されない額装を実現できます。
インクを吸ってくれる
写真表面にインクに依る盛りあがりがないので、かつての銀塩写真のような均一なプリント面になります。
保存性が高い
酸性の用紙は経年劣化をして黄ばみますが、中性を維持し続けるファインアート紙は劣化することなく末永く写真を楽しめます。
地域の伝統を用紙に
コットンなどの天然繊維の用紙がヨーロッパで普及。日本では和紙など。天然素材で各地域の伝統を活かした用紙が普及しています。
写真をプリントする
むかしのことですが、写真のプリントを頼むときに光沢・半光沢とで選んだ記憶があります。フィルム写真の時代にはそれが一般的で記憶に残っている方も多いと思います。
時を経て、旧来の感光剤が塗布された印画紙に焼き付けるという写真ではなく、デジタル写真ではインクを吹き付けて像をなす手法が普及しました。そんな中でもプリントをするなら光沢紙を選択するのが一般的かもしれません。
インクを吹き付けて像をなすということは、それを受けてくれれば媒体を選ばないということになります。画材系の用紙にそのインクを保持する層を設けてインクジェットプリンタに対応させた。それがファインアート紙です。
とおり一辺倒な光沢写真ではなく、画材系用紙の持つ独特で多彩なテクスチャ、繊細で表現力豊かな像が多くの写真家やアーティストに支持され、ヨーロッパにはじまり今では世界中でファインアート紙の市場が形成されています。
ファインアート紙を使いプリントをした写真。用紙の風合いを楽しみながら額装してみませんか。