印象に残るような強いインパクトがあるもの。人はそれを見て記憶として残すのでしょうが、その記憶として残った映像には色が無いと思います。
そもそも色とは認識を促す媒体です。それは信号機がほぼ色のみで構成されていることで理解できると思います。つまり、危険を赤という色のみで認識させることで、より早く確実に伝える。とても理にかなっていると思います。
また、人が見たものを記憶する際に色情報は補助的に残りますが、フォルムは正確に残るものです。例えばトマトを見て記憶した場合、トマトのフォルムを正確に思い出せますが、赤の種類はその時の期待値で補助的に思い出すはずです。つまり、美味しそうなトマトを期待したなら、みずみずしい赤として記憶していると思います。いわゆる記憶色や期待色というヤツです。
閲覧者に強いインパクトをもたらす構成やフォルム。しかも、飽きずに何度でも見ることの出来る写真。それがボクの中での記憶に残すことのできる写真となります。