ボクは何かに影響を受けてモノクロ写真に取り組んだわけではありません。感じるがままに写真を撮っているうちに自然とモノクロームの世界に浸っていっただけなので、当時は「何故モノクロに惹かれているのか」という理由が自分でも分からずモヤモヤしていました。
そこである方に「あなたは何故モノクロ写真を好むのですか」と尋ねたことがあります。尋ねることで自分のモヤモヤが解消するかも?つまり自力で解決できずに他力に頼ったわけです。
その時いただいた言葉はボクのモヤモヤを一気に晴らしてくれました。むかしの会話なので子細に思い出すことはできませんが、その時のエッセンスを落とし込みながら綴っているのがデータ販売をしているモノクロ風景写真とモノクロスナップ写真の説明文です。
他の人が撮った写真に興味を持つ。そんな事が世間でいう日常とは思えませんが、ボク自身が見て・感じて・残した写真で誰かが喜んでくれるなら幸いです。また、その写真に添えた説明文が、その方への敬意と感謝として伝われば良いなと願っています。