モノクロフィルムは今でも販売しているので、モノクロフィルムで写真を撮ることはできます。現像もプロラボがありますし、自家現像をなさる方も多いと思います。ボクの場合、現像はプロラボにお任せしています。
フィルムは輸入された物を北海道の販売店より購入し、東京のプロラボに現像をお任せしています。デジタル写真では考えられないほどの不便さです。また、現像されたフィルムだけではライトテーブルで閲覧するしかなく、写真としてはイマイチです。
わざわざイマイチと綴ったのは、中にはライトテーブルの明かりに照らされたフィルムを、ルーペを使って覗き見することに喜びを感じる方もいらっしゃるからです。ボクもカラーポジを覗き見するのは好きです。万華鏡をのぞき込んでいるような気分で、ルーペの中の小さな世界に没頭するのは浮き世を離れた感じで楽しかったりします。
しかし、今はカラーポジはありませんし( 35 mm 判ならあるはず)、ボクが使っているのはブローニー 120 モノクロネガフィルムです。これをスキャンしてはじめて閲覧しやすい像になるので一安心。最後にプリントして完了。主にファインアート紙にプリントしています。※ファインアート紙についてはこちらに纏めています
そんな面倒なフィルムで何故写真を撮るのか。それは、カメラが小さく軽いからです。ボクの使っているフィルムカメラは非常に古い中判カメラですが、完全機械式で不要な機能は一切なく、またバッテリもないのでとても軽いです。
街中でスナップ写真を撮るには、軽くて小さなカメラがとても助かるものです。
※こちらの投稿からボクの住む小倉や周辺の町を散策し、フィルムカメラでのモノクロスナップ写真を掲載しはじめています。興味のある方はご覧くださいませ